不動産購入の流れ・ポイント│現役営業マンが教えるシリーズ

不動産の購入は、初めての経験の人がほとんどです。
大きな買い物で不安と戸惑う人は多いのではないでしょうか。
今回は、購入までの流れを解説します。

希望の条件を明確にする

不動産は無数にあるので、ある程度条件を絞ってから探す必要があります。
エリア、広さ、間取りなど、将来のことも考え決めましょう。

予算を決める

予算をあらかじめ決めておくことで、エリアや間取りなどの条件も見えてきます。
住宅ローンを利用する人は、借入額が手取り額の25％以下に設定すると安心です。
例えば、手取りの年収が500万円の人であれば、毎月の返済額は約10万4,000円で、総借入額は4,375万円です。

賃貸に住んでいる人は、現在の家賃と比較し、月々にどのくらい返済可能かを考え逆算し予算を決めます。
月々の支払いを少なくするには、頭金を増やすか、ボーナス払いを併用すると抑えることができます。

ただし、マンションの場合は、管理費や修繕積立金、車を持っている人は駐車場代が毎月かかってきますので注意しましょう。

物件を探す

希望の条件を明確化して予算まで決めたら、物件を探します。
主にインターネットのポータルサイトやチラシなどを活用し探します。ポータルサイトでは細かく条件を絞ることができ、ページの保存も可能です。そこから問い合わせをします。
写真や間取りのみ見ていても、実際に内見するとイメージと違うことがよくあるので一度、不動産会社に案内してもらいましょう。

物件の内見

気になっている物件・土地が見つかれば、実際に見学にいきましょう。

見学時のチェックポイント

建物の外観の確認

壁や屋根の塗装やひび割れなどの確認、庭や駐車場の広さを確認します。

周辺環境のチェック

スーパーやコンビニなどの有無、学校までの距離、交通量やゴミ捨て場の確認などを確認します。

室内のチェック

実際の室内の設備や傷・汚れ、コンセントの位置などを確認します。
中古物件の場合、基本は現状のまま取引するので、あらかじめ傷や、設備の不具合を聞いておきます。
また、今持っている家具が収容可能かなど調べれる様、メジャーの持参をおすすめします。

住宅ローンの事前審査をかける

住宅ローンを利用する人は、事前に審査をかけます。
収入や過去の借入状況から審査をされ、通らなければ借りることはできません。
事前審査に必要な書類は以下の通りです。
・身分証明書
・最新の源泉徴収票（確定申告の人は最新の2年分）
・印鑑
・現在借入れがある人はその返済予定表

その他、必要な物件の資料は、不動産会社の営業マンが用意してくれます。
源泉徴収票などの必要書類を銀行に提出し、通常であれば数日〜1週間以内に審査結果が出ます。
また、購入にかかる諸費用に関してもこの時点で明確に把握しておきましょう。諸費用については不動産購入時の諸費用で解説していますのでご覧ください。

購入の申込み

購入を決めたら、購入申込書を記入し書面にて購入の意思表示を行います。
売主との契約条件を確認し、商談にうつります。

売買契約を結ぶ

無事、商談がまとまると買主、売主の予定を合わし売買契約を行います。一般的には、購入申込みの1週間～10日後に契約日を設定します。
まずは、重要事項説明書を宅建士から説明を受け、売買契約書の読み合わせをします。
問題がなければ、その場で手付金を売主に支払い、売買契約が成立です。
手付金の相場は、売買代金の5％～10％です。

住宅ローンの本審査手続き

売買契約締結後、住宅ローンの本審査の手続きを進めます。
事前審査を通過していれば基本的に通りますが、転職をしたり新たな借り入れをすると否決される可能性があるので注意しましょう。

本審査承認後、金融機関との金銭消費貸借契約をおこないます。

決済（引渡し）

残代金を売主に支払い、買主は鍵を受け取ります。
このとき、所有権移転登記も行われ、この日をもって名義が変更になります。
後は引っ越しをしてすべての取引が終了となります。

まとめ

今回は、不動産を購入するまでの流れを解説しました。
最後の決済までに様々な書類や資金が必要になります。必ず事前に担当の営業マンに確認しておきましょう。

また、住宅ローンを利用する際は、事前審査で否決されてしまうと、他の金融機関でやり直す必要があり、購入希望の物件を買い逃す可能性がありますので2～3つの金融機関に同時に審査することをおススメします。

神戸でマンションを探すなら、是非マンション購入カウンターをご活用ください。

　　

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投稿者プロフィール

宮脇 平営業

前職は、不動産とは全く関係のない業界で働いていました。　不動産業に従事する父の影響もあり、またお客様の一大イベントである「マイホームの購入」にお立合いしたいと思い不動産業界に転職致しました。
不動産の知識としてはまだまだ勉強中の身です。 ですが、お客様一人ひとりに誠心誠意、情熱と丁寧さを持って接する気持ちだけは誰にも負けません。 気軽に声がけできる、安心できる不動産パートーナーになるまで、日々邁進致します。
お客様にとって住宅購入は、「一生の記憶」に残る経験です。 そんな人生の一大イベントを通じて、お客様に幸福をご提案できる、「宮脇さんから買って良かった」と思ってもらえるそんな営業マンになり、その後も不動産の相談者として一生のお付き合いができればと思います。

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